こんにちは。本日ブログ担当の河野です。
この仕事を始めて、長年の課題が実は『夜景のパース』だったりします。
通常の昼(朝を含む)のパースの場合、データの入力が終わった後に「レンダリング」と呼ばれる画像の作成ボタンを押せば、それで完成なのですが、
夜の場合はここからまだ手を加えていく必要があります。
①照明スイッチのON・OFF
これは大したことではないのですが、照明のデータについているON・OFFがあるので、チェックを入れるだけです。
ただし、これが思っているより明るくなかったりします。
②光源の追加
光源……読んで字のごとく、光の源(みなもと)です。前述したように、照明スイッチのONだけでは明るさが不十分な部分があるので、その辺りに光の玉(光源)を置きます。
これもなかなか厄介で、置いたところが単純に光ってくれるわけではないうえに、あまり明るくなかったりします。
パラメータはたくさんあるのですが、どこをどう設定したら思い通りに光ってくれるかもわかりません。
③調整とレンダリングの繰り返し
①の照明スイッチの明るさや光源の配置、移動。その後のレンダリング。思い通りのパースができあがるまでこれの繰り返しです。
場合によってはレンダリング終了後に、別のソフトで手を加えたりします。
RIKCADがver.8になってから、作業はかなり簡単になったのですが、それでもやはり手間は掛かります。
できあがったものが実際どうかというと、この夜のパースに関してはかなりイメージ重視のところがあります。
実際はもっと明るいかもしれないし、もっと暗いかもしれない。実際の照明の組み合わせを現場で試してみて初めてその答えが出ます。
ただし、この「夜景のパース」には、どこか人を惹きつけるものがあるので、できるだけ作っていけたらいいなと思います。
思うだけです。笑。