本日のブログ担当の池田です。
寒い日が続きますが今週はやや寒さも少し和らいだかと思います。この時期に春に備えて植木に大事なのが寒肥です。
「寒肥」と書いて「かんごえ」「かんぴ」と呼びます。
寒肥は12月から2月の寒い時期に植物に与える肥料なのでそう呼ばれています。
寒い時期に、植物の生長はほとんどありません。
しかし、この時期の肥料は土の中で植物が吸収されやすい形にかわり
春の生長期に効き目を表す肥料となります。
樹木のように年間の施肥量で元肥が大きなウエイトを示すものには特に大切になってきます。
与え方は車肥、壷肥、輪肥などがあります。
共通した与えるコツは、樹冠(樹木の枝先)真下に30センチ程度の肥料や堆肥を与える穴を掘ることです。
また肥料は有機質を主にして過燐酸石灰などりん酸肥料の多い化成肥料を与えると良いでしょう。
この時期、化成肥料は植物に吸収されにくい傾向があります。
しかし、有機質に由来する肥料分は冬の寒い時期でも吸収されやすいから寒肥には向いているのです。
また、寒肥として多くの量を一度に与えるのでゆっくりと肥料化して根を傷めない有機質肥料
が向いているとも言えます。その上有機質肥料には土壌を改良する効果があるので
植え替えをしない樹木や宿根草の肥料には適しています。
色々な種類がありますがホームセンターなどで手軽にあります。
今年一年の植木の為に寒肥はオススメします。