本日のブログ担当の池田です。
前回は白華の発生について書きました。今回は更に白華について詳しく書いていきます。
白華とは
コンクリート製のブロックや舗装材に雨水や、散水などの水分が染み込むと、その水にモルタルやコンクリート中の可溶性のアルカリ・カルシウム成分アクが溶けだします。これがブロックや舗装材内部のすき間を通って表面に染み出し、乾いた後に残ったアルカリ・カルシウム成分アクが白く結晶化したものが白華と呼ばれるものになります。
白華が発生しやすい条件は
白華はブロックや舗装材の内部で水分が移動しやすいほど、容易に発生します。コンクリート等、空隙の多い軽量の骨材を使用して水を含みやすい製品ほど発生しやすいわけです。
また白華は、ブロックや舗装材の表面部で集中的に蒸発が起こる時に発生します。
逆に、夏場等、気温が高い時期はブロック自体の温度も高くなって内部で蒸発が起こるため、白華は発生しにくくなります。
一般的に冬場で、雨や雪、霜等によって湿度の高い場合。
梅雨どきなど秋の長雨シーズン等、雨が多く湿度の高い状態が続く時に発生しやすいと言われております。
次回は白華の駆除について説明します。