
外構工事をご検討中の方から多くいただくご要望のひとつが「防犯対策」です。
ご自宅の防犯を高めることはもちろん、外構の工夫によって近隣や地域全体の安心にもつながることをご存じでしょうか?
今回は、外構工事のプロの目線から「防犯に強い外構づくり」について、具体的な施工例やアイテムを交えてご紹介します。
大がかりなリフォームをしなくても取り入れやすいものも紹介していきますので、参考になれば幸いです。
防犯に強い外構工事の基本ポイント
防犯性を高める外構工事には以下のようなものがありますが、「ひとつの対策」ではなく 複数の方法を組み合わせること がポイントとなります。
🔷照明計画で暗がりをなくし、自宅も近隣も守る

防犯性を考えるうえで重要なのが「夜間の明るさ」です。
🔹人感センサー付きライト
人が近づくと自動点灯。侵入者に心理的なプレッシャーを与えます。
🔹門まわりやアプローチ照明
家族の帰宅時に安心感があり、防犯だけでなく利便性もアップ。
🔹カーポート照明
車上荒らしを防ぎつつ、ご近所の通り道を照らす効果もあります。
👉 堺市の住宅街では、敷地と道路が近接しているため、門まわりの照明が近隣の夜道を照らす「地域の防犯灯」としても役立っています。
電源工事不要で設置可能なセンサー付きソーラーライトなら、手軽に取り入れられて、玄関や庭先に置くだけで防犯力アップ。
夜道の足元を照らす「ちょっとした街灯」にもなり、温かい灯りが心理的な安心感も与えてくれます💡✨
🔷フェンスや門扉の高さ調整

外構工事で基本となる防犯対策のひとつが「フェンスや門扉の高さ調整」です。
高さを確保することで外からの侵入を防ぎやすくなりますが、単純に「高ければ高いほど良い」というものではありません。
🔹高さは1.8m前後が目安
1.5m以下だと乗り越えやすく、2mを超えると建築基準法や景観条例に抵触するケースもあります。地域によっては制限があるため注意が必要です。
弊社は堺市に拠点を構え、地域の法規制や景観ルールはもちろん熟知しておりますので、こうした高さ制限やデザインの調整も全てお任せください。
敷地や建物の条件に合わせた最適なフェンス設計で、安全性・防犯性・景観の美しさを兼ね備えた外構をご提案いたします。
🔹デザインと見通しのバランス
格子状やメッシュ状のフェンスは視線を遮らず、外からの「監視効果」も得られます。完全目隠しタイプはプライバシーには優れますが、かえって侵入者が隠れやすいという逆効果になる場合もあります。
たとえば透過率30~50%程度のフェンスであれば、外からの視線をほどよく遮りつつ、侵入者が隠れにくい設計です。
視線を完全に遮らないことで、隣家や道路からの目がある状態をつくり、防犯性を高めるという効果があります。
🔷防犯砂利や忍び返しなどの組み合わせ

🔹防犯砂利で侵入を気づかせる
堺市や和泉市、大阪全域でも外構工事の防犯対策として人気なのが「防犯砂利」です。
歩くと大きな音が出る特殊な砂利をアプローチや裏庭に敷くことで、侵入者が近づけばすぐに音で気づけます。
最近は白やベージュなどデザイン性の高いカラーもあり、景観を損なわずに設置が可能です。
DIYでも簡単に取り入れることができます。庭や通路の一部だけでも効果が期待できますので、手軽に設置することも可能です。
🔹忍び返しの活用
昔ながらの防犯対策である「忍び返し」も根強い人気があります。
ブロック塀やフェンスの上部に金属製のトゲを取り付け、よじ登りを防止する仕組みで、シンプルながら効果の高い防犯対策の一つです。
🔸低コストで設置可能
忍び返しの後付けは、フェンスを一から作り替えるよりも費用を抑えられます。
外構工事では、既存の塀やフェンスの上に 専用の金具を使って取り付けます。
設置工事は、範囲や既存構造によりますが 半日~1日程度で完了するケースが多いため、比較的手軽に取り入れられる防犯対策です。
また、景観を損なわないおしゃれなデザインや素材のものもあるため、外観を損なわずに設置できます。堺市内でも「通学路沿い」や「人通りの少ない路地裏」に面した住宅でご依頼が多い施工です。
👉 防犯砂利も忍び返しも、いずれも小規模な工事で高い防犯効果が得られるため、おすすめです。
🔷カメラ付きインターホンの活用

外構工事と併せて人気なのが「映像で確認できる安心感」のあるカメラ付きインターホンや防犯カメラの設置。
防犯効果が高いだけでなく「家族や地域の安心感」を感じることができるアイテムです。
🔹カメラ付きインターホンの活用ポイント
🔸訪問者の確認が自宅から可能なため、画面越しに知らない人や宅配業者を確認でき、直接応対する前に安全を確かめられます。
🔸録画機能で記録が残るので、不審者やいたずらの状況を録画でき、警察への通報や保険対応にも有効です。
🔸スマホ連動で外出中でも確認ができ、外出中に自宅周囲の状況をスマホでチェックできる安心感があります。
ほかにも防犯カメラの設置も心理的抑止力が高く、カメラが見えるだけで、侵入者は近づきにくくなる、というメリットがあります。
⚠️ただし、ワイヤレス型カメラや設置場所によっては 法律などの問題 が関わってきますので設置には専門業者に相談が必要です。
🔷門扉などに補助錠をつける
補助錠は後付けでも設置でき、コストも抑えられる手軽なアイテム です。
窓や門扉に補助錠を追加することで侵入者が最初の段階で諦めやすくなる、という効果が期待できます。
🔹活用ポイント
・既存の錠前と併用できる後付けタイプであれば、門扉を丸ごと交換せずに、防犯性を高めることが可能です。
・外から見える位置に設置し、補助錠が見えることで心理的抑止力が働き、不審者が侵入をあきらめやすくなるという効果も。
・アルミ製やステンレス製など、屋外でも耐久性のある、長期間使える材質を選ぶことが重要です。
・子どもや高齢者でも操作しやすいワンタッチでロック可能なタイプもあり、日常生活の利便性を損ないません。
まとめ
防犯に強い外構工事は、照明計画やフェンス・門扉、忍び返し、補助錠、カメラ付きインターホンなど、さまざまなアイテムを組み合わせることで最大の効果を発揮します。
しかし、住宅の敷地形状や建物の構造、周囲の道路や地域の環境によって、最適な組み合わせは異なります。
堺市の住宅街でも、同じアイテムでも設置場所や角度、デザインによって防犯効果が大きく変わることがあります。
そのため、専門の外構会社に相談し、敷地や建物、地域の特徴を踏まえた最適なプランを検討することが重要です。
プロと一緒に防犯対策を設計すれば、家族やご近所の安心につながる、効果的で自然な外構づくりが可能になります。
外構による防犯対策をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
それぞれのお宅に合わせた最適な対策をご提案させていただきます。